2005年9月 ◆ギョウ虫騒動 この頃はまだ、子ウサ達は、部屋解禁でなく、ベッドの上のみの解禁だった。 好奇心旺盛にベッドの下を覗いてはみるが、よー降りんかった。(楽だったなぁ) 掃除を終え、ベッドの上ではしゃぎまくる子ウサを、しばし眺める時間もあったのだが、シャギーを釘付けに眺めている時のこと、 (スクービーとシャギーは、毛がないので、体中が言わば丸見え。糞の出る様子ももちろん丸見えで、 それは、黒い卵が産み落とされるかのようにおもしろい映像だった。) 「あれ?今、お尻から糸引いた?」出た糞が肛門から糸に引かれて?「シャギー、今お尻から何か出した?」と問うてみて答えがあるでもなし。 落ちた糞を手に取りしばし眺めて… … … もしかして… ギョウ虫!? ( ̄□ ̄;)))) 実物を見た事はないが、確信はあった。 半透明の白で細長く月のような形で糞にサラっとくっついてる。もちろんへばりついてるわけでないので、 糞が落ちた時に、ギョウ虫も落ちてしまってる…る? って事は…「布団の上、ギョウ虫だらけかよ!」( ̄□ ̄;)))) 大それた病。という認識がなく、危機感が薄かったため、まずは相談。と、バニーファミリーで話をして、やっぱり「ギョウ虫」なのだなと…。 (しかし、シャギーの出したギョウ虫は動いてなかった=死んでる)「他の子も出るんちゃうかぁ」ってな見解通り、 次々とギョウ虫は発見された。スクービー、ひめ、ムスティ、…そして、だいな!だいなのギョウ虫! それは、その細長いギョウ虫が、上から糸で引っ張られるかのように、伸びては左右頭(頭なんか?)を振る! 「う、う、う、う、動いてるぅぅぅぅ!!!!」 気持ち悪いったらありゃしない。 そこで、私は、彼らの体よりもまず、自分の体を心配し、早々病院へ電話をした。 「人体への影響はないでしょうか?おそらく、私の体にもたくさんついてるかもしれません! (もしかしたら口から食べてるかも!毛穴から体内に入り込んでるかも!あわわあわわ)」 私の取り乱し振りをよそに、回答は「人体への影響はありません」との事でした。 病院で、持参したギョウ虫付き便を検査してもらい、「ギョウ虫」と確定され、内服シロップ(7匹分)を頂く。 1匹につき1日1ccずつで、飲料水に混ぜてもよし。 と言うことで、晩のお外タイム後に飲みきれる程度の水とシロップを混ぜ、服用させた。 もちろん、外タイム、1匹終了するごとに、コロコロでベッドの上を掃除して、最終的な部屋の掃除も念入りに。 当時、スクービー、シャギーのお外の順番は前半だったのだが、一挙に後退。必然的に最終組となる。 7匹が7匹ともギョウ虫に苛まれたわけではないのだが、伝染病なので処置等は7匹オール。 あと、もともと捕菌動物(保菌動物?)あらゆる細菌と共に暮らす動物、ウサギなので、 ギョウ虫が出たからといって、「即、病気です」ってわけでもないのだが、免疫性が薄れるらしい。 体調崩しやすく、何か併発した時に、いわゆる「健康体」でないので、進行が早くなる、とか、 …そんな感じです。 1週間ほど服用したのち、何気に終焉したかに思えたギョウ虫騒動。 しかし、いつまでたっても、ちんたらやってる奴がおる。スクービーだ…。もちろん当人に悪気はないのだが…。 約2週間後、再び、ギョウ虫付きの糞を持参し病院へ。「やはり、ギョウ虫ですね」と、再び確定され、 今度は直接飲ませるタイプの白いバリウムみたいな内服シロップを頂く。1日1回、0.3ccずつ、7匹分。 病院では、もちろん、おりこうさんに服用されよる。 が、我が物部屋で、おとなしく服用してくれるわけもなく… 「こんな事で、ホンマに大病なって、看病しなアカンよになったらどうするんよ…」と凹んだ。 先生からのアドバイスで、野菜ジュースに混ぜて飲ませてもいい。と言うことだったので、早速実行。 緑野菜とリンゴの野菜ジュースに混ぜて飲ませたところ、やっとこさ飲んでくれた。 約1週間ほどして、やっとこさ、やっとこさ、ギョウ虫騒動は終焉した。 ※野菜ジュース… 気づかずかなり危険な橋を渡っていたのだが、たいていの野菜ジュースは「ほうれん草」が入ってる! ほうれん草ってアカン野菜よな…。先生に相談してみたところ、少量ならいいが、やはり、 「止めておいた方がいい」 とのことでした。たいていの野菜ジュースに入ってるのでご注意を。 少し見づらいのですが、参考資料としてギョウ虫付着の糞の画像をどぞ。 ピンぼけしてますが、白色半透明の細長いのが尾糸を引いて見えてます。これがギョウ虫です。1番右の写真は終盤に塊で出てきたもの。 例えるなら、ウサギの出す目やにと少し似てますが、明らかに判別はつきます。 鮮明な画像は「うさぎと暮らす10“うさぎの医学”」に掲載されています。我が家では1糞につき1ギョウ虫でしたが…。 |