2005年11月

 11月1日… ありす、勘違い。
  ありすのサークル内に、なんとなく冬支度…と、木の箱を入れる。以前、子育て用として使用してた巣箱だ。
  とりあえず洗って干して、保管してあったもの。その箱に、3割程崩壊してる藁トンネルをまんま入れて、翌日…
  サークルを覗くと藁トンネルは全壊しており、おまけに白いものが見える…   げ、ありすの毛や…。 !?
  箱に赤子の匂いが残っていたのか、もしくは、見覚えあるその物体(箱)で記憶がよみがえったか、
  ありすは、「私妊娠してんやわ、子供産まれるんやわ」と勘違いし?藁トンネル全壊、自らの毛も少量足して、準備しはった? 
  う、…かわいそう(涙  冬の寒さをしのぐため、暖の取れそな場所を、用意してあげたかっただけなのに…
  しかし、「これありすのベッドやからな、ここは寝るところやで、子育てちゃうからな」等々、
  さんざ、伝えて様子見した結果、3日も続くことなく、よみがえりは終幕。
  
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 11月4日、6日… スクービー荒いわぁ〜。
  スクービー部屋解禁タイム、ばら撒かれ状態に落ちてる糞を拾いもっては、部屋へ設置している、誰も使用してくれないトイレへ放り込む。
  いつもの作業をしていたら、スクービーがトイレを執拗にクンクン嗅いできた。「何も入ってへんで、何もあらへんあらへん」と、
  邪魔になるスクービーの頭を手でやんわり避けようと動かしたら、その瞬間「ガブリ!」 ぎょ、「痛いやんか!!!」と
  叫ぶ私の怒りに合わせて、スクービーもなんと立ち向かってきた!ジーパンに噛み付いてぶら下がるしまつ。
  思わず恐怖におののいてしまったが、ここで負けてはいけないと、喧嘩を買った。
  なんて事はせず、怒り&冷めた目つきで思いっきり睨んで、冷えさせることでその場を終わらせた。
    
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 11月12日… ひめ、ウサんぽでパニック危機一髪。
  バニファさんのセールで、前から目をつけていた可愛いリードを購入。ウサライフ初期に購入してたものとでリードが2つになったので
  ひめ、ムスティ、友達と私、計4人で夢のウサんぽへGOGO!前もって何度も車で下見してた、近場の公園へ、
犬の散歩にかち合う確率の少ない真昼間を狙って出かけた。
そして、まず1件目の事件。車にウサを乗せる際は、運転席私(もちろんか)助手席にウサ、座席シートのお尻ら辺に、
ミニクッションを置いてキャリーが傾くのを防いで、キャリーごとシートベルトで締める。
なので、この場合は、後ろに友達と(友達お気に入りの)ひめに乗ってもらった。
後部座席の事はもう友達に任せて、テンション高めのドライブ(言うほどの距離でもない)GOGO!
そして事件勃発。公園付近の車線なしのT字交差点で思わず急ブレーキを踏んでしまった私。
次の瞬間!ゴロン!ぼてん!バサン!後部座席に安定感ありげに乗車していたひめキャリーがひっくり返って落ちてしまったのだ。
側にいた友達が即座に対処。ひめ「何事?何事?」 人間「何もない、何もなかったよ」と、
  事無きを終えたが、やはり後ろでもシートベルトはいるかいなぁ〜。
                 
  そして公園について、1人につき1匹で、ウサんぽ開始。ここで2件目の事件。
  まず、2匹同時に出した時点で、ひめがムスティにマウント。
  (マウント=上下関係で私が俺が上なんや!って意味で、誰でもマウントしよる。
   交尾のスタイル、頭だろうが、お尻だろうが、相手を捕まえて腰振るって事です)
  ムスティを救出し、若干距離をあけて遊ばせる事に。ひめは早速わっさわっさと散策開始。
  なんとなく「散歩」をしてる風だったのだが、ムスティは…かなりへっぴり腰でむんにょ、むんにょ、
  って進んでるんだか動いてるだけなんだか、ってな散歩。
  ほどなく、私の眼中に犬の散歩風景が飛び込んできた。距離はあったが、危機回避!と
  早くの判断でムスティを囲おうと、囲おうとしたら、パニパニパニパニパニ!!!!!
  リードを短く持ち直し、なんとか補定して膝上に確保。…びっくりしたぁ…。
  ムスティは怖がりさんの気があるから、と、散歩と言う動きは半ば諦めて、日向ぼっこに変更。
      
  ほどなくして、今度はひめの様子が…。リードを持つ友達の周りをぐるんぐるんと旋回しはじめ、
  それが次第にスピードアップしてく…ん?いやな予感を味わう間もなく、パニパニパニパニパニ!!
  ムスティどころではなく、本気でやばいくらいの暴れ様、パニクリ様、リードのついてるベストから
  腕が、足が抜けかけてる?! き・け・ん!こんな所ではぐれてしもたら、絶対生きて元には戻らない!
  ムスティをキャリーに戻し、ヘルプに向かおうと振り向いた瞬間、…さすが友達…
  ひめの手と足をしっかり捕らえて胸の前で抱っこして、こちらに戻ってきた…。
  ヒンヒン興奮冷めやらぬひめだったが、キャリーに戻され、何とか大事故に至らず済んだ。
         
  友達は室内犬を2匹も飼っているので、何かが起きても対処できるだろうと、密かに思ってたのだが、
  実際、こんな大々的なパニックが友達側で起こるとは思ってもなかった。 本当に大事に至らなくて、本当に本当に良かった。
  私もとい、友達にしてみたら、自分でなく、友達のウサギと言うことで、最大級に緊張したと…。本当にありがとうございました(涙
    
  そんな恐怖に懲りず!? この飼い主、翌日はありすを連れて同じ公園へ。
  しかし、昨日と同じ過ちは繰り返すまいと…。キャリーごと公園へ侵入、キャリーから出して、まずは、膝の上で日向ぼっこ、
  しばしして、周りに興味津々なってったら、少しだけ歩かせてみる。
  が、その「散歩」が勢いづいてきそうになったら、散歩終了ぉ〜。キャリーに戻して帰路へ。
       
  これはウサギにとって、ひどいひどい仕打ちかも?! しかし、パニックを起こした際、絶対に絶対に
  捕獲せねば、… … 。 できなかった。では済まされない事態になる。
                        
  これを踏まえて、我が家のウサんぽ対策。(っちゅうか、半ば、もう諦めてたりするので思案中。)
  まず、リードはぶさいくな容姿になる事を気にせず、きっちりきっかりしっかり締める!
  両手が塞がる事がないように、絶対斜め掛けカバン。に、おやつとか入れとく。と共に、
  少し大きめの布を用意する。パニった際、咄嗟に被せて「隠れれた」と言う安心感を与える。
  (でも、それがトラウマになる可能性もあり、この案は賛否両論。)
  ケージの上部分、柵(網)部分を持参する。咄嗟の時に布でなく、それをかっぽり被せる。
   
  ま、そんな対策を考えてたら、諦めがちになってたりしてぇ…。 ホント、“夢の”ウサんぽだわ。

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 11月26日… ありす、“ふさ”を食べまくる。
  冬支度をし始めて、毛布だの何だのってのを、皆さんのケージに被せ始めたこの頃…。
  直接被せると、必ず「食べる」奴ぁ〜おるわなぁ。ってんで、口に触れない距離を保ちつつ、なんとか、“被せる”をやってのけた。
  が…。適当な毛布がそんなたくさんあるでもなし、コタツ布団の掛け毛布(?)みたいなんも使用。
  それは、四方八方が毛糸のフサ状になっていて、とくに注意必要だなと思っていたのに…
  口は届かなくても、サークルからは手が出るので、掘り掘りして手繰り寄せて、やってまいよった。

        

  スクービー&シャギーケージの上から垂れるように、ありすサークル裏に、下りてきてたこの毛布、取り出せないようにと、
  ベニヤ板で防いでいたのだが、ベニヤの丈が短かった…。
  引っ張り出して、このザマだ。ぎゃぎゃぎゃ。どれくらい食べたんだろう…。ほっとんど下には落ちていない=ほとんど完食☆
        
  これは危険ってんで、見本フサを数本持って、ありすと共に病院へ。特に他にも症状が出てたわけではないのだが、念のため。である。
  ちなみに、ありすは、我が家へ来るまで病院経験はなく、外出もほとんど経験なし、出る時は、かなり世話のやけるウサ子である。
          
  しかし、この日は何なんだ?ってくらいハイパーリラックスモードで、病院へ着いてからも、興味津々に
  動きまくるし、診察時も(ついでに健診してもらったのだが)「ウサギにしたら珍しいぐらい心拍数低いですねぇ」と先生に言われるほど、
  “ザ・落ち着いてますワタクシ”状態だった。「あぁ〜、やっと、病院って、先生ってのに慣れてくれたのかなぁ〜」と安心したのも束の間、
  帰宅後、様子が変わり、珍しくペレットを残し!糞だって、恐ろしく仁丹級に小さいのが出とるがな!
  ぎょぎょぎょ、しばらく様子見ましょうって事だったので、その様子見の数日(2日ほどだったかな)は本気で心配満開の日々でした。
  数日後、まともな黄金糞が出た時にゃ、見た日にゃ、拾った日にゃ、大層喜んださ飼い主♪
  お墨付きのリラックスもらったくせに、実は、そんなに“ストレス”になっとったんかいな!んも…。
      
  小ネタ。
  彼らの主治医はなかなか緊迫感が感じられないお人である。
  それは、飼い主である私が、神妙な面持ちで現れるから安心させるためなのだろうか…
  今回も「まぁタオルを丸呑みする子もいますからねぇ〜」(&スマイル) って言うてはった。
  それ確かに聞いたことある話ですが、飼い主自殺級もん凹むの事件でしょ?! あってはならん!怖い怖い(涙
                             
  …そこでふと思い出した出来事が…
  ありすが来た当初、ウサ飼育本は山ほど読んでたので、上記のような例も耳にしたことがあったのだが、
  ある日、洗濯で上がってきてるはずのお気に入りのブラウスが、どこをどう探しても見つからない事があった。…もしや…
  「ありす食べた?」いや、不用意にブラウスをサークル側にほっちらかすなんてありえない行動なのだが、
  飼い主は他ならぬ「私」だ。何があっても「おかしくない」現実だ。ってんで、色々想像した後、捜査を開始した。
               
  ボタンまで食べきれる事はないやろう、かけらでも落ちてるはず!っちゅうか、どれくらいの時間で
  食べきれるもんなんやろう…、等々、思考しながら、くまなくサークル内をチェックチェック。
  証拠が何も見つからなかったので、尋問しかないと。
  「ありす…ホンマに食べてない?ホンマにホンマに食べてないか?
   ん〜、食欲はあるなぁ。糞もエエのん出てるなぁ。でも、ほんならどこにあるんや?」 
  …ちぇ。黙秘権かよ…。(ま、当たり前だが?)心のどこかで、犯人はありすではない。と信じる気持ちもあったので、
  早々に捜査は打ち切られました。 
                     
  そして…、はい。ブラウス、しばしして、隣の部屋から出てきました。
  冤罪は怖いねぇ〜。これからは注意しようと思いました。疑ってごめんね、ありすちゃん。