まさか、私が“ウサギ”を飼うなんて…に、始まり、
まさか!その“ウサギ”が妊娠してただなんて!!
そのうえ、“ウサギ”やのに、毛が生えないって?!…ときて、
まさか、まさか!
私が“ウサギ”に注射をするなんて!!! まで来た。
(正確には、「まで“来てる”」進行形だな。)
12月22日(月)から、
毎晩1本ずつ、ありすへ注射を打ってます。ほかの誰でも無い、私が。
利尿剤と胃薬の入った皮下注射です。
せめて、気分だけでも楽しくなるように、と、素敵な缶(左上画像)へ収納される注射たち…。
「スゴイなぁ」って言われます。
「スゴイなぁ」って自分でも思います。
でもね、“火事場のクソ力”やないけど、
人間、追い込まれたら、追い詰められたら、何だってできますよ(  ̄_ ̄)
(法に触れる事であれば、“理性”に頑張ってもらわなアカンとこやけど。“〆( ̄  ̄*) ササッ)
ついでに言うと、“ウサギ”だけに留まらず…
12月24日、会社からのクリスマスプレゼント☆
…まさか、私が、“派遣切り”されるなんて…。 @3月末でポイされます...(  ̄_ ̄)
恐ろし過ぎて、同情すらよーせんわ。(て、ヒトゴトと思わな過ごせない12月でした。)
それでも“私”は、生きている...“〆( ̄  ̄*) ササッ
人の不幸は蜜の味ぃ〜 笑ってええよぉ〜 └( ´-`)┘
(経緯は過去の記事を溯って下さいm(_ _)m)
12月15日(月)退院したものの…水は、まだまだ溜まってるわけで…
利尿剤と抗癌の飲み薬を、しっかり飲ませたいのは山々だが、
シリンジで直接飲んでくれるタイプのウサギでもなく…。
また、必要以上に水分に取らせたくないし…。
飲みきる量を推測して、飲み水に混ぜたり、
ペレットとは別に用意する野菜(器)に垂らしてみたり…
飲ませれてるのか、飲ませれてないのか…。
※ 飲み薬だけに頼れる状態では無いと思ったので、
利尿効果のある野菜(カリウムがいいらしい?)をペレットとは別に与えてます。
16日、17日は会社を休んだが、18、19日は出勤。
定時きっかりにタイムカードを押して、猛ダッシュで帰路につく。
退院してからは、いつも通りの生活を心がけ、当人が出たがれば、部屋へも出した。
が、散策するものの、やはり、鼻、口、体(お腹の動き)がしんどそうで…
何どとなく、用意したオリジナル酸素マスク
(酸素チューブの先に、じょうご(?)をホースで連結させたもの。)を宛がったり…
※動画サービス終了に伴い消えてしまいました。
処理が間に合いませんでした、すみませんm(_ _)m※
(動画は1月7日に撮影したものです。結構イヤがってます(^-^;))
※これからも、度々“しんどそう”という表現が出て来ると思いますが、
ぐったり脱力系のしんどそう…ではなく、動きのある“しんどそう”という意味です。
例えば…風邪ひいてて、それでも会社来て仕事してる人を見て…
「○○さん、頑張って来てやるけど、やっぱり“しんどそう”やなぁ〜」みたいな…。
どうしても、鼻は終日動いてるし、お腹(胸)も終日、ドクドクと動きが見えてるので、
休んでいても、“しんどそう”なのです。
12月19日(金) 別件で訪れた病院で、ありすの具合を相談する。
呼吸の感じは、しんどそうだが、食べている事から、至極危険な状態では無いだろう。
鼻、口よりも、心臓の、胸の動きが激しく、
頭も一緒にドクドク揺れてて、呼吸よりも心臓の方が心配。
素人目から見ると、ドクドクドクドクが、どんどん早くなって、
その内、心臓から爆発してまうんちゃうか(;´Д`) みたいな…。
でも、車で病院へ行くと言う動作は、瞬時の衝撃では無いから、
いきなり心停止は…たぶん大丈夫であろう…。
と、12月20日(土) 退院以来の病院へ。
出る直前に連絡を入れ、酸素室を用意しておいてもらう。
病院へ到着したら、すぐに酸素室へ預ける。
「退院した時よりも、少し増えてるかなぁ…」と。
ここで、針処置を行なうか問われるが、
…他で済むなら…と、利尿剤の皮下注射を打ってもらう。
病院へ到着、待ち時間中、酸素室で過ごす。
診察してもらい、注射のあと、また、酸素室で十二分に休憩をする。
んでから、帰路。
…結局、3時間ぐらいか。
帰宅してから、21日(日)にかけて、思いっきり考えた。
…たかだか注射1本で3時間+α…
・ありすが受けるストレス。
移動(ケージから外へ強制的に出される所から始まる)、病院で過ごす時間等。
・移動中の事故。
その時だけ、タクシー…とも考えたのだが…。
たかだか空いてたら15分ぐらいの道のりだが、
運転と、ありすの様子と、…やはり、気は焦る。
片側1車線の道路で、前の車がチンタラしてたら、右に頭傾け、前方を覗き込む私がおる。
こんな道路で“追い越し”は、ありえませんから! と、理性優勢で…いつでもいられるか?
また、道路の混み具合も、
…万が一、事故とかで、身動きが取れない場所に停車する事になったら…
1人やから、車を捨てて行くわけにもいかん…。
そして、病院が開いてる、院長がいる、私が行ける…
それらの条件が揃う時と、ありすの具合がマッチするとは限らない。
22日(月) イレギュラーの〆でしかも当番(夜)。
もし、月曜の朝に病院へ行かなければ…
(23日(火)祝日は、院長が休み。
24日(水)午前は、会社から重要な話があるから絶対来いって言われてる。)
水曜夜まで行ける時が無い…。
…もし、もし、食が落ちて、急変したら?!…
(今回の例では、その一針で亡くなる危険性があるので、
院長以外に、針処置をお願いできる人を考えてません。…院長には悪いけど(・_・;))
月曜午後から水曜夜まで、…おかしな言い方だが、急変したら、亡くなるには、十分な日数。
21日(日)、行くか?行くか? 22日(月)の午前に行くか?行くか?
土曜行ったとこやで!間が空かないことでストレスは倍増やん…
でも、行かんかったら、水曜夜まで…持つか!? 大丈夫か?!
一夜にして全部白髪!になるぐらいまで悩みました。 そして、決断する。
“ありす”にとって、一番最善な“これから”は、“どれ”か。
12月22日(月)午前、病院へは行かずに、電話をする。
「自宅で、自分で利尿剤の皮下注射を打とうと思うので、往診へ来て頂きたいんですが…。
そこで、実際、行なう通りの手順で、場所で、先生にご指導頂きたい…。」
「利尿剤の皮下注射」について…。
実は、2度ほど、先生に「その注射って…素人でも打っていいもんなんですか?」とか、
「どうやって打ってるんですか?」とか、尋ねてはみててん…。
実際、ウサギの点滴を自宅で行なってる人もいるし、
人間でも、糖尿病でインシュリンを自身へ打つ人とかいる…。
犬の飼い主さんでも、“注射(針)を刺す”を経験してる人は、たくさんいる。
自分が、自分が、自分だけ!が、頑張って、乗り越えれば…。
22日(月)夜、「今日は8時で退社します」と、強引に言いつけ、予定通り退社。
(そんな私やから解雇ってわけじゃないですよ。)
もうねぇ、先生が到着するまで、ナンボほどタバコ吸うねん!っちゅうぐらい…。
9時過ぎに先生が到着。
(ちなみに…初めて自室へ入る白衣(正確には白衣とは違うんやけど)…
でも、やっぱり“病院”て場所がアカンのやろうねぇ、ありすなんか、
普通に友達が来た時みたいに、アピールしとったからなぁ〜( ̄∀ ̄;)
普通になでてもらって…その手が、お腹に、聴診器が…って所で気づいて逃げたわ。)
まず、注射の注意を聞く。
…と、言っても、素人でも打ってOKなだけに、
まず、まず!危険や事故の起こる可能性は激低。
打つ場所は、首の後ろや肩の辺りの肉をつまみ上げ、
皮膚を突き抜けて入れればいい。
こんな感じで、持ち上げて、
盛り上がった所から斜め(45度とかw)に針を刺し込み、注入します。
(※ 実際、行なう際の撮影ではありません。
もっと、ケージに対して真横に移動させて…ってやってます。これでは、打ちにくいです…。)
針の長さが決まってるので、刺しきっても、胸や他臓器に当たる、入る心配は無い。
(この注射で胸の中へ注入しよう思ったら、そっちのが難しい…とか。)
何か、仮に、血管に刺さろうが、骨に刺さろうが、…ええらしい…。(絶対刺したくないけど…)
また、皮内(皮と皮の間?)は痛いので、しっかり(?)刺し込む事。
針先は斜め口になってるから、穴を下(ウサギに向けて)刺し込む事。
(他にもあったかなぁ…)
“ウサギの体の負担”は、針を刺された時に、チクっと痛みは感じるが、少々の事。
また、利尿剤と言うことで、腎臓への負担も懸念したのだが、
1日3本から4本の処方が通常で、
効き目は、数時間だけなので、心配するほど腎臓への負担は無い。
これによって、腎臓がどうこうなるよりも、
水が増える、腫瘍がどうこう、なる方が、早いと思われる…。
で、私の中では、「食が落ちたら、調子が落ちた時に、注射を打つ」
って感じかと思ってたんですが…
「まずは、1日1本!」と、先生。
「え?! 毎日ですか?!( ̄□ ̄;))))」(心で号泣)
ま、その方が、早く慣れるわ。て、周りは言うよ、言えるよ!
(…とりあえず、今から100匹用意してください。
100匹、打って打って打ちまくって、慣れてから、トライしたい…(ノ_−。))
そして、いざ、その時を迎える…。
本当は、きちんとケージから出して、動かないよう、保定をして、
安全な状態を作ってから打つもの。
ですが…“ケージから出す”と言うところで、まず、ストレスが加算される、
実際、この先、“私1人”で全ての工程を行なうという事、
ありすとの信頼関係に自信がある!…ので?
ありすには、ケージ手前で、横たわってもらい、左手で動かぬよう掴んで、右手で…
まずは、針の付いてないシリンジで、何度も何度も、予行演習をする。(;´Д`)
んで、いざ本番、
用意された注射を見て…
「( ̄□ ̄;)))) 先生!中身の量、多くないですか?!」
「え、そうですか???」
…絶対、病院で打ってもらうのより多いわ!…って、錯覚(やと思う)甚だしい私…。
それからも、
「先生!先生!ココですか!ココでいいですか!
先生!先生も、指で確認して下さい(>_<)
絶対見ててくださいね!先生!行きますよ!いいですか!
先生!!見てますか!?行きますよ!」 @うるさい。
と、刺したはいいが、やはり、逃げられました(  ̄_ ̄)
「ふむ、怖がったらダメなんで、思いっきり刺して下さい」「(…いえ、怖いです…)」
そして、2度目で何とか、注射を“終わる”
針を抜いた瞬間、ありすは奥のトイレへ避難!
「んんん…もうちょっと、(注入は)ゆっくり目でもいいかもですねぇ(^-^;)」
だってな、焦るやん!(;´Д`)
針刺さったら、動いたりせん内に、早く終わらせな!って一心で…。
(…念のため、看護資格のある姉にも、同席してもらってたんですが…
「あんた押し込むの、むちゃ早いわ!びっくりしたわ!」って言われた…)
そら、ありすも、びっくりして、トイレへ逃げ込むわ、っちゅう話(。--)ノ
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以降、毎日、毎晩、注射を打ってるのですが…。
最初の頃は、1日が始まる、会社行ってると、結構忘れてたりするし、
休みの日も、日中はバタバタ何やかんややってるから、忘れてる、のだが…
日が暮れると…辺りが暗くなってくると…
「あぁ・・・(  ̄_ ̄)」 (今日も注射やな・・・)て。
平気なわけないやんか。
でも、「イヤヤ」だの「ブルーや」だの言うた所で、どーしよーもないし…。
言うてる時間、もったいないし…
それに、やはり、ありすを見てたら、呼吸の感じとか、しんどそうに見えるから、
…注射を打ってあげたい…て、気持ちになるねん(ノ_−。)
打つと、効果は数十分で現れるから、トイレへ行く、
尿が出る=体内の水が減る、で、楽になるような気がするんです。
(物理的には、そんな直結簡単な事では無いと思いますが)
その甲斐あってか?!
12月30日(火) 経過診察のため病院へ。
(この時も、前日に別件で行った際、ありす具合を相談し、
連れ出す危険性が高くない事を確認してから、
連絡を入れ、酸素室の準備をお願いして…。)
エコーと、この日は、せっかく来たのだし、レントゲンも撮影してもらう。
レントゲン写真を見て、先生は嬉しそうに「減ってますね!」て。
しかし、私には、見比べても、イマイチよくわからなかったので、腑に落ちずにいたら…
人間の場合は、「はい、吸ってぇ〜、はい、止めてぇ」と、肺を膨らませた状態で撮影するが、
動物、ましてや、ウサギの場合は、かなり早いから、タイミングが難しい…
肺が膨らんだ状態の時に撮影すれば、空気の部分は多く写るだろうし、
逆に、息を出した瞬間に撮影すれば、肺は萎むから、少なく写るだろうし…
てな余談をしてくれました。ま、少々の事だとは思いますが…。
で、強いて言うなら、「肝臓が少し腫れてるかなぁ」と。
問題視するレベルでは無さそうでしたが…。
ま、仮に、問題が起こってても、
ありすの場合、まずは、“呼吸”の確保、それが、“生きる”ための、最優先です。
そういう状態にあると言うことです。
長くなったので、“注射”に関するネタもろもろは、また別記事でお話したいと思います。
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