そもそも、“強制”給仕 って言葉が気にくわん。 んな事ない?
“強制”って、何か、すんごい“無理強い”なイメージがある。
別に、首を背け、頑なに拒むウサギに対して、
無理やり押さえつけて、口こじ開けて、シリンジ突っ込んで、口ん中に押しこんで…
って、まさか、んな事じゃぁー無いんやろ?
それ、強制給餌 じゃなくて、“虐待”やん…。
“補助”給仕 とか、給仕“介助” とか…何か他にエエ単語は無いんかしら。
お気づきの方もいると思いますが、
ウサギ達の「食べない」症状には、数多く出くわしてますが、
私は、“強制給餌”を指示された事も、実行した事もありません。
今まで1度もありません。
ウサギが望まないのに、
無理やり食べさせる事の危険性も、合わせて知っていて欲しいと思います。
一昔前は、“ウサギが食べない”となると、無理やり食べさせて、
上から押し出せ、押し流せ戦法が主流だったとか…。
しかし、今現在は医学の進歩もあり、“どういった内臓状態で食べないのか”が
ある程度、判断できるので、対処法は、必ずしも、強制給餌とは限りません。
急性毛球症(腸(完全)閉塞)の場合、
胃は、体内から集められた水でパンパンの状態になります。
詰まってるから糞は出ない、胃は水で(満腹)一杯だから食べない。
胃腸に痛みも伴っています。
口から押し込むことで、運良く、腸の塞ぎが取れる事もあるかもしれませんが
胃が破裂する可能性もある。
ウサギ自体が、すでに、極限の状態にあるので、そこで無理強いをすると、
ストレスからショック状態で死を選ぶ可能性もあります。
呼吸困難の場合は、食べ物で喉が塞がれてしまい、
喉が詰まって、呼吸が出来なくなり、亡くなる可能性がある。
“食べない”場合、
まずは、レントゲン撮影など、胃腸がどういう状態にあるかを知り、
それに合った対処法を探るのが先決。
結果、我が家では、“強制給餌”に至った事はありません。
逆に、本人は、お腹が一杯の状態だから、食べないので、あって、
そんな時に、無理に何かを食べさせたりしたらダメ! って。
(本人が進んで食べるのは、もちろんOKです。)
ウサギは、吐き出すという機能が無いので、下から出すしか無い。
順調に排泄されてなければ、胃腸を拡大させてしまうだけ。
そうでなくても、上手く胃腸を動かせてないのに、
材料を追加投入してどうするねん、ちゅう話かと。
何かさ、上からよりも、
下から…カンチョウとかのが有効手段やったりするんちゃうん…( ̄。 ̄ )ボソ
(知りませんよ!ダメですよ!思いついただけです(。--)ノ)
食べようとしない、拒む、ということは、
「食べる事が正解じゃない」というウサギの声では無いだろうか…。
“強制給仕”を強いるべきではないケースは、
上記以外にも、まだまだたくさんあると思います。
が、“強制給餌”が必要なケースは…
すみません、正直、知りません((((( ̄∀ ̄;
以前も書きましたが、「ウサギは1日食べないと死ぬ」というのは、
「食べられない内臓状態にあるから、内蔵に問題が生じて、死んでしまう。」ということで、
飢え死にするわけではありません。
“食べない”事で、普通の飼い主なら、ムチャクチャ焦ります。私も、もちろん焦ります。
でも、「実は、○日ぐらい食べて無くても平気なんですよ」って耳にした事もあります。
実際、「1週間も食べてない」と言って、病院へ連れて来られるウサギさんもいます。
ただ、“食べない”原因が何なのか、
それによって、数日持つか、1日も持たないか、という話かと。
“食べない”=“強制給餌”と急いだ判断は、
逆に死を近づける可能性もあり、危険だと思います。
「病院で、“強制給餌”と指示されたら?」
“獣医師”と“飼い主”の価値観の違い。
本当は、獣医師に気をつけて(使って?)欲しい所なのだが…。
すでに“食べない”ウサギを抱えて、そうでなくても、飼い主の心配は最大です。
そこで、“強制給餌”を指示されると、「絶対!食べさせな!」と、思い込んでしまう。
スムーズに食べてくれないと、無理してでも、食べさせようとする。
そら、「お医者様の言う事はぜったぁ〜い」 て、誰かて思うもん。
一言、「どーしても、ウサギがイヤがる場合は、
あまり無理をせずに、また相談して下さい。」とか、
飼い主に逃げ道を与えてあげて欲しい。
または、指示された時に、
「本人がすごくイヤがっても、
無理やり、押し付け、口こじあけ、押し込んだ方がいいですか?」て聞いてみる。
そこで、「やりなさい」と言う獣医師は、私は信用できひんなぁ(・_・;)
相手は“か弱きウサギ”やのに…。
※ 給仕の内容が、食事でなく、薬の場合は、また別だと思われます。
どーしても、栄養補給が必要で、給仕が無理な場合、点滴って手もあるんじゃない?
(胃腸を動かすという点で、イケてない手段かもしれないが。)
知らぬ間に、自分の愛しきウサギちゃんに“虐待”してしまわぬよう…気をつけましょうぇ。
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