2007年07月15日(日)
(続き)
記事:“奇跡”と“生命力の強さ”の続きです。

 初めて見るカラのケージ、
 初めて過ごす、部屋に1匹いない状態…。 



帰宅してから、残されてた6匹のご飯など、世話をして、
とりあえず、準備をして布団へ入る。
カラのケージへ向って話しかける私を、隣のシャギーは不思議な目で眺めていたなぁ…。


6月20日(水)

どっちにしろ病院から連絡があるものだと勘違いしてた私は、
先生が、朝は7時頃様子を見る、と、話してたので、
7時には、家を出れるようにと、早起きし、
ウサギの朝掃除も済ませ、準備万端で、連絡を待った。

…鳴らない電話。

もし、万が一何かあればきっと絶対、連絡があるはずだ。
開院してから連絡をするようになってるのか…
いや、確認でき次第連絡をするだろう…。
っちゅう事は、きっと大丈夫なんや、きっと大丈夫なんや!
色々思考しながら待つ事2時間、9時を過ぎてから病院へ連絡を入れる。

看護師さんの明るい対応に救われ、すぐに先生に繋いでもらい、
連絡が無いということは、大丈夫だということなんですよ」と教えてもらう(- -;)

既に、レントゲン撮影を済ませ、状況など報告を受ける。
スクービーの姿をこの目で確認するため、病院へ向う。

行く前に、近所のスーパーへ買出しした野菜を、
細かく刻んで、名前を書いた密封袋に入れ持参した。


スクービー、生きてる…」


野菜を容器に移したり、ペレットおやつ牧草を追加したり、
酸素室を整えて(って、病院の人がしてくれるのでしなくてもいいのだが…)
先生の話を聞く。

朝のレントゲン画像を見せてもらう。
白いモヤが、白い固まりに変化して写っていた。
ウサギには肺が6つあり、その内の1つが破裂して、中の空気が抜けて萎んでる状態、
空気が入って無いので、白い固まりとして写るのだそう。
食欲が出て、元気を取り戻せたら、残りの5つの肺で生活に支障なく生きていけると…。

経過は良好。

まだまだ危険な状態である事は否めないが、
山は越え、昨日よりも、危険度は減ったと。
糞、尿も普通に出てるので、腸や尿管の心配も、まず無いかな、と。

骨折に関しても、レントゲンで確認できないくらい小さなヒビはあるかもしれないが、
支障があるほどの骨折は確認されない。
奥歯も綺麗。
前歯は折れてしまってるが、顔(鼻周り)の腫れも少し落ち着いてきたよう。

ただ、血液検査でわかる、筋肉の損傷は、
計測できるレベルを通り越した状態で変わらず、計測外の数値。
(2000以上…でいくらかはわからず)
しかし、見た感じの様子から、回復しては来ていると。

1時間ほど酸素室の側で居させてもらう。
牧草を食べる姿を確認できる!!!

とりあえず、「また晩来ます」いうて、帰宅、仕事へ向う。


(余談だが…この日、病院前に車を止めるスペースがなく、
 少しずれた所に止めていたら…はい。駐禁きられました(。--)ノ
 黄色いシールのあの文章の意味が全くわからずしばらく放置してたのですが、
 ハガキが来て、罰金納めに行きました(。--)ノ
 ま、いいんです、それぐらい。スクービーが生きててくれたんですから。)


6月20日の晩、再度、朝と同じように野菜などを持参で病院へ。

レントゲン撮影を済ませ、話を伺う。
「…朝ねぇ、あの写ってた白い固まりあるでしょ?
 あれが、消えてるんですよ…」

( ・◇・)?(・◇・ )

おそらく、一旦破裂したと思われたあの肺に、再び空気が入って機能し始めた…と。

…そんな事あるんですか?
…千切れてどこかへ詰まるとか…???

後者はありえないらしい。
と、いうか、機能し始めたとしか考えられない、と…。

「あんな音がしたのに!あんなけの高さから落ちたのに!?」
「ま、4階から落ちて無傷な猫ちゃんとかもいるんで、
 ありえない話でもないのですが…」と。


今夜には、点滴も取る予定だと、ここで、早くも、退院を提案されるが、
どう考えても、最善の環境では無い我が家
スクービーは、食欲も出てきたので、
点滴が取れれば、余計なストレスがまた1つ無くなるので、
ここに居ても、もっと食べるようになってくるだろう。

大事を取って、もう1晩預ける事にする。

この日は、比較的病院も空いており、8時過ぎには、
皆さん、私待ち…みたいな(温かい)空気に…
「あ、今日は、もうお終いですね(^-^;) では、後よろしくお願いいたしますm(_ _)m」と、
深々頭を下げて、病院を後にする。



6月21日(木)

この日の朝も、昨日同等に病院へ。
点滴は予定通り外されており、酸素室の入り口ドアも、
ガラス戸の密室状態から、柵の扉に変更されていた。

そして、やっと、やっと、こちらへ来る愛想ができるようになっていた。
看護師さんも、だいぶ慣れてきて、
撫でさせてくれたり、寄ってきたり、と様子を教えてくれた。

スクービー表情が明らかに違うのは、一目瞭然だった。
呼吸の様子も、だいぶ落ち着いており、もう、大きな心配は無さそう。

とりあえず、仕事へ向うので、
晩(その日は休診(最近木曜午後の診察も行なわれるようになりました)だったが)
先生に時間を指定させて頂いて、その時の様子を見て、連れて帰るかどうか決めます。

と、言うたのだが…

、病院へ到着すると、既にスクービーはキャリーへ移り、
荷物も一式まとめられてて…
“連れて帰れ”といわんばかり?! (;^□^)あはは…

ま、当人を見ると、普通に元気な様子で、
私の心配も消え、「連れて帰ろう」と素直に思えました。

ただ、筋肉の損傷は変わらずまだひどい状態なので、
「絶対安静」と。(筋肉の損傷とは、人間で言う打撲とか…って感じでしょうか)

最後に先生がスクービーを見て、
奇跡 と、 生命力の強さと、言ったのがすごく印象的でした。

医者の口から“奇跡”と言う言葉が出たのですから…。


私もまた、初めて、「神様はいる そう思いました。
今まで、自他共に認める「ツイてない人生」 だったけど、
私の“ウサギ人生”においては、最高に“ツイてる”のではないか?!そう思えた。


打ち所が悪ければ、即死でした。
判断を誤れば、死んでいたかもしれない。
肺からの出血が止まらなければ、病院が休診の曜日だったら…
怖い想像はキリがない。

本当に、奇跡だったんだな、と、そう思います。

こんな経緯があって、
“うさぎSUMMIT”で設置したスクービーのアルバムの最後には、

『彼に起こった“奇跡”と、“生命力の強さ”に救われた事がありました。
 生き延びてくれたスクービーとの1日1日を、
 大切に過ごしていこうと、改めて思いました。 ありがとう、スクービー。』


と、コメントしたのであります。

写真は退院後のスクービーでした。
わかりづらいですが、細かな傷で少し汚れたように写ってます。
(別なショットのを…。もちろん室内撮影です)




ちょっと長くなりますが…
またまた、キリの無い心情、
おそらく書いても書いても、書き忘れてる事がたくさんありそうな気持ちなど、
次の記事で書かせてください。…書き残す、自分のために…。
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頂いたのは1匹だったのに

…我が家へ来てちょうど

1ヶ月のある日、突然出産

生まれた子の中には

毛の生えないウサギが…

★はじめに★

 

「イマドキのうさうさライフ1」
2006.8〜2014.12.22

「イマドキのうさうさライフ2」
2014.12.23〜2017.1.31
 
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HP「世にも不思議なウサギ

生活」を元に描かれた作品

作:いとう今昔

 

彼らがこの世に生まれた

理由があるとすれば…。

 

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Special Thanks

頂きました(・∀・)

漫画『ぼくの友達』

作:いとう今昔

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私は繁殖しません

    

 

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ただの言いたがりんです

貼りたい方はご自由に。

  ★増やすのやめませんか★

                        

◆メンバー紹介◆

ありす
2004年6月14日生まれ

2005年4月我が家の
里子となり約1ヵ月後
わけわからん出産
パニック状態の私を
支えてくれた
初めてのウサギ

−2009年3月7日
胸水による呼吸困難
との闘病約3ヶ月を
経て亡くなる。
※胸膜由来の
膿胞による胸水
詳しくはコチラ

チョビ
2005年5月23日生まれ

ありすから生まれた
6兄弟の1人
カジカジアピールと
足ダン攻撃が激しい
長年大病なく最後の
1匹の座を勝ち取る
−2015年7月29日
2014年3月末に
悪性リンパ腫を発症、
同年10月からは
老齢性と思われる
寝たきり生活に突入
最後は重度の肺炎にて
だいな
2005年5月23日生まれ

ありすから生まれた
6兄弟の1人
びっくり顔が特徴で
すぐゲージ奥へ逃げる
私の目を伺いながら
悪さする実はツワモノ

−2008年3月1日

急性毛球症(腸閉塞)
にて病院で亡くなる。
詳しい経緯はコチラ

ムスティ
2005年5月23日生まれ

ありすから生まれた
6兄弟の1人
幼少からマイペース
攻撃性がまったくなく
面白いやしキャラ。

−2012年11月18日

前年末より胸腺腫との
仮診断のもと闘病、
7月には下半身脱力
半寝たきり生活開始
10月には胸水発症
呼吸器不全にて亡くなる。
ひめ
2005年5月23日生まれ

ありすから生まれた
6兄弟の1人
友達が勝手呼んでた
名をそのままつける
らしくツンデレだったが
闘病時はベッタリだった

−2012年6月22日

前年末より胸腺腫との
仮診断のもと闘病
ステロイドの副作用が
激しく、著しく低下する
免疫力に立つ瀬なく
誤嚥性肺炎で亡くなる。
スクービー
2005年5月23日生まれ

ありすから生まれた
6兄弟の1人
不秩序な交配による
遺伝子の突然変異にて
無毛で生まれ育つ。
男らしく激しい一面あり。
彼なりの換毛で薄く
産毛に覆われたことも。

−2011年9月6日

長きに渡る胃腸不良の
日々を過ごし、発症した
盲腸便秘(ガス)、治療
の甲斐なく亡くなる。
※患ってきた数々は
記事分類・スクービーで
シャギー
2005年5月23日生まれ

ありすから生まれた
6兄弟の1人
スクービー同様で
無毛で生まれ育つ
やんちゃで危険な
場所にも侵入多々
換毛はなく、毛布も
上手に使いこなす。

−2010年7月31日

長きに渡る胃腸不良の
日々を過ごし…何かが
違った?に気づけず
末端にて亡くなる。
※患ってきた数々は
記事分類・シャギーで
スカイ
2004年(推定)
10月11日生まれ

2008年10月某牧場から
引き取ったよそ者
いじめられたか、鼻、耳
目ぇと男の勲章満載
飼い主大好き甘え上手
な一方で、きちんと
わきまえるおりこうさん

−2013年1月1日

前年9月に腎臓結石
腎不全、11月には
毎日自宅で点滴行うも
改善なく亡くなる。

ニックネーム:ヒトウサ

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