“里親募集”という言葉を使いたくなかっただけです。
それは、自分の中で、麻痺しつつある部分に渇を入れたかったのと、
実際、捨てた、手放した、逃がした方々に
安心してもらいたくなかったからです。
極幸運な事に、保護され、ケアしてもらい、里親募集されてる子は、
どんなけ、酷似していても、あなたの手放したその子ではありません。
あなたが、捨てた、手放した、逃がした、その時点で、その子は死にました。
あなたの手によって、殺されました。
あなたの手が血に染まらずとも、同じ事です。
あなたが捨てた、その子と酷似している、里親募集をされてるその子は、
新しく生まれ変わった命です。 同じ子ではありません。
どうか、安心なんて、しないでください。
そして、“里親募集”されている子たちの影で、
本当に、本当に、野垂れ死に、殺処分され、消されていく命がたくさんある事を…
知られていないだけで、知らされていないだけで、それより多くの命が、
人間によって生まされ、人間によって消されていってる…
その事実を、どうか、忘れないでいて下さい。
捨てても拾ってくれる人がいる。
その部分だけをクローズアップしないで下さい。
その部分だけを広めないで下さい。
拾われる前に、“捨てられたという事実”
“保護した”と、たまたま耳にしただけの事、
“保護されなかった”場合、
その情報は耳に入って来ない事、
決して、忘れずにいて下さい。
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ペットを捨てる人がいる事を知る、保護する人が、団体がある事を知る。
自分が、身の回りで、捨てられた、助けが必要なペットに、あまり遭遇しない事。
限られたニュース、出来事しか目にできてない事。
恐ろしく、悲しい現実は、公けでは蔓延らない事。
自分が、ただ、“知らない”というだけで、いつしか、
“保護された”と聞き、その過程へ激怒する事より、
保護されたという今に安心する割合の方が増えていた。
よくぞ、温かい手に拾われてくれた!と、安堵を覚えるのも事実だが、
それ以前に、手放されたという事実、
その倍以上に、捨てられているという事実、
誰も教えてくれなくても、
絶対、自分の中で、忘れてはいけないと思った。
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最後になりましたが…
ウサギの里親募集(うさぎSUMMIT内、里親募集ページ)
犬の里親募集(アークエンジェルズ内、兵庫県疥癬症感染犬レスキューページ)
“里親募集サイト”は、実にたくさんあります。上げるときりがありません。
それらは、きちんと管理がされているのか、
新しく生まれ変わる命は、次なる幸せが保障されているのか、
“命”を扱うサイトとして、きちんと“責任”が持たれているのか…。
今回は、
「私自身が、実際、この目で見て、この手で触れた子たちがいる」
ページのみにさせて頂きました。
(関連記事『犬を飼いたい…』の続き記事『続きの続き』)
“これらのペットに罪は無い”という事を忘れないで下さい。
また、
人の手による、助け(世話)が必要だという事も。
世話をするには、“時間”が要るという事、
“時間”は、誰にも同じ24時間しか無いという事、
あなたにとって、多く感じる“24時間”も、
誰かにとっては、少なく感じる“24時間”という事もある。
“何もしない”
私は、それもある意味、立派な選択肢の一つだと思っています。
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