何の気なしの、といってもいいくらいの年末恒例健康診断で、
何故、レントゲンを撮ったのか… は、また別の機会に話すとして。
レントゲンを予定してたので、院長指定で予約を入れた。
今に始まったことではないが、
ペレットを残しがちな事、糞が極小だった事、
朝晩、ドライハーブを与え始めて、牧草消費量が増え、
糞が許せるレベルの小ささにまで戻った事。 を伝え、触診等、簡単な健康診断を受ける。
レントゲンの必要性は無かったが、
何も無ければまた1年、来院しないかもしれないので…
「では、健診の意味で念のため撮影しておきましょう」ということに。
良かった。すごい事態が発症前にわかったのだから。
先生の戻りが遅い時は“何か”があった証拠。
やのに、思いもしなかった…
院長自身が何かに足止めくらって…
ひめ持ってウロウロしてんちゃうかぁ〜ぐらいに思ってた。
戻ってきて、レントゲン写真がモニターに写し出された時、すぐに異変には気づけた。
ありすの時と酷似してるように感じた。
でも、呼吸困難の様子は無かった、きっと同じでは無いはず。なら何だ?
「何かあったんですね」 「はい、ありました。」
腫瘍が大きくなり、心臓を後ろへ押しやってる状態。
大きい丸印が“腫瘤”、小さい丸印が心臓。(印を斜めに付けれませんよって…)
(腫瘍はじめ、水腫、繊維腫?さまざまな出来物をまとめて“腫瘤”と言うらしい。
※ありす記事より抜粋)
((後記:腫瘍の場所は間違ってます。印のついてる部分は単に胸腔かと…)
一見、心臓が大きく写ってるように見えるが、こういった場合、
うさぎにおいては、誤診を防ぐため、合わせてエコー検査も必ず行うらしい。
簡単にエコーも行っていたため、先生の戻りが遅かったのだ。
心臓肥大とかでなく、心臓付近に何かある。
腫瘍か膿瘍か…ありすのように嚢胞か、
(※ちょっと記憶があいまいで、やりとりの順番が前後してるかもしれません)
何かがわかれば、処置の選択肢は狭まる。
もう一度、きちんとエコー検査をして、
その“何か”から注射器で、液(?)を取って、検査できれば、
膿瘍か腫瘍か判断ができるかも。
もちろん、どちらかわからない上での処方も選択肢にはありましたが…
何せ胸の中、呼吸関係は・・・ あまり迷わず、詳しく検査をお願いしました。
ただ、…胸に針を刺す。
また、ありすの時のように、最中、何が起きても…と、承諾を求められるのだろうか。
先生に問うたが、そこまで重い返答では無かった。
「ま、一応…」とか言うてたかな。
着いてっても良かったのかもしれないが、診察室の隙間から様子を伺いながら待った。
呼ばれて、エコー画面を見ながら説明を受ける。
右側の丸印が心臓。心臓メインに撮影してないのでわかりにくいが…て。
採取できたモノは少量だったので、検査結果は期待できないが…と、
先生は調べに行った。
その場でひめと待ってたら、診察室からまた呼ばれ…
(え、先生、いつの間にそっち行ったん(;´Д`) て、
気づかなかったくらい、ボケっとしてたんやろうね、私。)
顕微鏡のモニターを見て、また説明を受ける。
…これも写真を撮っておけば良かったな…。
採取できたのは少量にも関わらず、かなりの情報が得れたらしい。
リンパ球、赤血球、何か色々説明を受けて、納得はできたのだが、
改めて人への説明を求められると、…できません。
本来、そのモノ自体から細胞を採取して(?)これは“何”です。
と、確定しなければいけないらしいが、
ウサギの場合、開胸(手術)は行わない(成功例がほとんど無いから)ので、
確定はできないのだが、胸腺腫瘍でほぼ間違いない、と。
先ほど記した「ウサギの場合はエコーも合わせて…」に関連するが、
この“胸腺”という臓器(?)は、一般哺乳類は皆保持しており、
生まれてから成長する過程で、免疫力を育てる?か何かで、必要なもの。
しかし、大人になるにつれ退化し消える臓器と言われてる。
よって、人間(および犬猫?)の場合、胸腺腫瘍は極々稀。
だが、ウサギの場合は、その胸腺が大人になっても残るらしい。
胸腺腫瘍は、ウサギにとって、珍しい病気ではなく、結構多いんだそうな。
「消えてなくなる臓器」って聞いた事あって…
ありすの時に調べたんやったかな…。
あぁ、今度聞こうと思ってるが、先生が、「悪性腫瘍」と確定した(と思う)のだが、
「悪性度はそんなに高くない」って言うてたんよ。
( ̄-  ̄ ) ンー いい悪い奴? て事? ???
モノが何かがわかったので、選択肢もせばまった。
先述してるように、開胸手術は行わないので、まずは、抗がん剤の投与。
副作用の少ないものを服用させて、腫瘍の経過観察。
調べたい事があって薬の名前を先生に聞いておいた。
「副腎皮質ホルモン、プレドニゾロン、ステロイドと呼ばれるお薬です。」
先生さ、薬の与え方に関して…
「ひめちゃんはお薬得意でしたっけ?」
「あぁ…」スカイが好きでムスティがシリンジダメって事はすぐ思い出せたが、
ひめ、チョビはどうやったっけ… と、考えこんでると、
「注射でもいいですけど」 って。
ぇぇえええ?! 皮下注射って事?!
「いやいやいやいやいやいやいや… それは最後の手段として…」て、
もちろん断った。
あれは、ありすだから、あの状況、症状だったから、命がけの決断、選択だったのだ。
選ぶわけないやん!また自宅で自分が注射する、なんて…。
結局、粉で頂くことに。
再診までの10日分を頂く。
以上。
まさか、そんな大問題が起こってるとは思いもしなかった…。
おそらくおそらくだったと思うが、
ありすと同様に、嚢胞があって、腫瘍はその中に存在してる。
どっちが先かはわからない。
そして、腫瘍そのものからでる水分で、水風船のようになっている。
心臓が圧迫され、かなり後ろへ追いやられてる。
今のところ、気管は確保できているが、圧迫された心臓が、
また、働き低下で、胸に水が溜まりはじめる可能性は…ある。
腫瘍自体が大きくなって、なってなってして、
気管を押しつぶす、嚢胞が破れて胸に水が溜まりだす可能性も、ある。
先生に、問うた時、涙声を隠すのに必死だった。
あたししかいないんやから、しっかりせな…。
|